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メタンハイドレート 実用化 2013 [ニュース]

今回は巷で騒がれているメタンハイドレートに関して書いていきたいと思います!


そもそも、メタンハイドレートとはなんなのか?


メタンハイドレートとはざっくり言ってしまうと、


日本近海に多く埋まっている未来のエネルギーとして期待されている新エネルギーです!!


触ると冷たく、シャーベット状の外見からメタンハイドレートはよく「燃える氷」と呼ばれているそうです!


そんなメタンハイドレードは近年マスコミなどから

   「日本近海だけで国内の天然ガス消費量の100年分が埋蔵されている」

などと期待を受けています。


しかし、


ここまで注目されているメタンハイドレードですが
実のところこれは資源の質を無視した空論だそうです。


ガスを採掘できるまで・・・


そもそもメタンハイドレードは従来型の「海洋ガス田」と違い
井戸を掘るだけではガスが噴き出すということがないそうです。


そのため、ガスを採掘するまでには
井戸を掘り井戸からポンプで水を抜き

地層の気圧を下げつつ、

熱をかけてメタンを気化させる。

このような過程が必要とされています。


その井戸も普通の水を汲む井戸と違って、水深500~1千メートルの海洋上での話。


大量生産するには膨大な数の井戸を掘り続けなければならない
そのため開発の費用もバカにならないほどのものだそうです


そして、このような複数の過程を経てやっとメタンハイドレードから取り出した
ガスも労力に見合わず大した量にもならないということです。


2013年3月12日、世界で初めて海底でメタンハイドレートを分解し、天然ガスの主成分であるメタンガスの試験採取に成功しましたが、コストがかかりすぎているそうです。


人間が有効に利用できる「資源」には条件があるらしく。

1.濃縮されている

2.大量にある

3.経済的に採掘できる場所にある

この事から、日本近海には確かに多くのメタンハイドレードが存在するものの
これが「資源」と言われるほどの価値があるかと言われるとそうではない
と言われてしまうほどのちょっとしたエネルギーにしかならないそうです。


これを踏まえると今現在2013年から数年のうちの実用化は限りなく現実的でないと思われます。


それでも政府は4月に閣議決定した「海洋基本計画」で、官民一体で技術開発を進め、
2023年度以降の商業化を目指すと宣言しているそうですがそれも難しいのではないかと言われています。



世間を騒がせている「メタンハイドレード」ですが、今の技術だと実用化は難しそうですね。
僕もこの話を最初に聞いたときは、

「やった!!これで日本もアラブのような資源国家になれるぞ!!」

なんて喜んでいましたが、現実はやっぱり厳しいですね。笑



でも、これが現実になるように日本のこれからのますますの技術の発展に期待しましょう!!













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